『LOST IN HARMONY』レビュー！音ゲーとランゲームが融合した斬新なだけの雰囲気ゲー

音ゲーとランアクションが融合した斬新な有料スマホゲーム『LOST IN HARMONY』

※基本無料になりました。

正直言って斬新なだけで音ゲーとランアクションがあまり噛み合ってない気がします。

色々と荒さを感じたゲームですが、バランスがいいと感じたステージもあり、今後に期待したい。

それでは、「LOST IN HARMONY」のレビューをしていきます！

「LOST IN HARMONY」のストーリー

ストーリーは病気の少女「アヤ」と少年「カイト」によるLINEっぽいアプリでのやり取りのみです。

各ステージは一応、二人のやり取りに合った雰囲気になっていますが、何故カイトがアヤを背負ってスケボーに乗っているのかが全く分からない。

ベットに横になりながらやり取りをしているカイト、ストーリーパートの終わりでは眠るような仕草をしています。

そのため、各ステージはカイト夢なのかな？と思います。

全13ステージでストーリーパートも短めです。プレイヤーの想像にお任せします感が強い。

ランゲームと言えば大体が横スクロール、もしくは手前から奥へ移動するものが多い。

しかし、「LOST IN HARMONY」は奥から手前に移動しているカイトを操作するランアクション、画面上部に表示されるマークをタッチする音ゲー要素が融合している。

障害物は奥から車が来たり、前方に障害物があったり、左右から鳥が飛んで来たりとかなり忙しい。

障害物が来るタイミングも音楽に合わせてあるのでランアクション部分だけでも音ゲー要素を感じられる。

障害物が前方と左右から来る場合、矢印が表示されるのでジャンプや左右に移動させて避けることができる。

左右からくる障害物も同様に矢印が表示されるのだが、ダメージ判定がわかりづらい。

左右4ラインが移動できる範囲で、矢印や障害物の範囲がどこまでなのか判断が難しい。

こういったゲームではダメージ判定の範囲はしっかり分かるようになっていないとストレスが溜まってしまう。

ダメージを喰らえば簡単に分かるが1ステージ4分半と長いし、上下左右、さらに音ゲー要素まであるので1ステージやるだけで結構疲れる。

また、ステージによっては左右の端が斜めになっていて、指を離さずにホールドしなければ落ちてダメージを受けてしまう。

この斜めになっている部分も非常にわかりにくいので初見ではストレスが溜まる・・

カイトを移動させるにはタップしたままだと1ラインしか横に移動できず、2ライン移動させたい時などは音ゲー部分のマークをタップして移動といった操作がやりづら過ぎる。

使用されている音楽は著作権が切れたテトリスやベートーベンなどが使われている。

音ゲー要素入れなくて良かったんじゃない？と感じてしまうほど微妙。

BGM自体は良くできてると思う。しかし、ステージの雰囲気に合ってないと感じる曲もいくつか・・

画面上部に表示されるマークは突然でてくるが、ランアクションで障害物が多い時に出て来ることはあまりないので、難しいことはない。

障害物も出て来る時はかなり忙しくなってしまう。マークをタッチしているせいで、自分の指で障害物の予告である矢印が隠れて見れないことも多かったです。

基本的にランアクションで障害物が出てこなくなったら音ゲーが始まりだすのであまり困らないですが、音ゲー部分は簡単すぎて面白みがない。

各ステージはカイトの心象風景を表していると思うけど、感受性の強い人でなければあまり楽しめないと思います。

感受性の弱い私は何も感じ取れなかったし、ストーリーとゲームパートに違和感しか感じず、結構ガッカリゲームです。

ゲームがしたいんだ！という人にはおすすめしない。

ランゲームと音ゲーが融合したのは斬新で触って見たいのもわかる。しかし、1ステージで両方の要素があるとはいえ、音ゲー中はランゲーム要素は殆ど無く、逆も同じだ。

これでは音ゲーとランゲームパートをそれぞれ別ステージに分ければいいだけ。ただ同じステージに突っ込んだだけで新しさは何も感じなかった。難易度は操作感のせいで難しいです。

ゲーム中に津波が襲ってきたり、そういった演出は良かった。ただそれだけ。

斬新なアイデアとそれなりのグラフィック、雰囲気だけはいいゲーム。

バランスがいいな、と感じたステージもあるが、ゲームとしてはイマイチ。

雰囲気ゲーが好きな人はやってみるのもいいかもしれない。

ちなみに「MIRAIの冒険」はステージ数も多いのでゲームボリューム自体はそこそこある。