『VR』(拡張現実)
PlayStation VRの発売日や価格も発表されて更に盛り上がってきましたね。
ハイスペックなVR機と言えば「Oculus Rift」「HTC Vive」「PlayStation VR」があるけど、買うならどれにしようか。
全て買うなんて高すぎて普通はしませんよね。でも買うならいいのが欲しい。
そんな悩みを少しでも解消する為に、購入費用や使用用途によってどれを買うのが良さそうか比較していきます。
Oculus Riftの詳細
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価格と付属品
価格:599ドル(83800円)
日本への発送料も含めると9万4600円
Xbox Oneのコントローラー
リモコン型の入力デバイスであるOculus Remote
予約分には「Founder’s Pack」と「Lucky’s Tale」の2本のゲームソフトが付いてきます。
「Oculus Touch」コントローラーも今後発売される予定です。(本体を予約購入した人は予約権が貰えます。)
発売開始時期
2016年3月末。ただし現時点で予約を入れた場合の出荷時期は、すでに2016年7月へと先送りされています。
プラットフォーム
・Oculus Store
・Steam(Oculus Rift対応ゲームのみ)
PCの推奨スペック
・OS:64bit版Windows 7 SP1以降
・CPU:Core i5-4590(定格3.3GHz,最大3.7GHz,4C4T,共有L3キャッシュ容量6MB)以上
・メモリ:8GB 以上
・グラフィックボード:NVIDIA GTX 970及びAMD 290 以上
・映像出力:HDMI 1.3ポート
・USB端子:USB 3.0ポート×2、USB2.0ポート×1以上
MacはGPUの性能を重視していいない事もあり今のところ対象外です。
性能
解像度:1080×1200 有機ELディスプレイ×2
リフレッシュレート:90Hz
高解像度で遅延がほぼ無しといったハイスペックさが売りです。
快適に遊ぶには勿論PC環境に作用されます。
トラッキング:360°の頭の動きをヘッドトラッキングします。
また、設置したカメラでポジショントラッキングができ、上下左右の動きをトラッキングしてくれます。
トラッキングというのは動きを追尾する機能で、実際に自分が頭を動かすと画面が同じように動いてくれるものです。
3Dサウンドの再生可能なヘッドホンとマイクが内蔵されています。
動作環境を満たさないPCでプレイすると残像が出たりカクついたりする為、酔う可能性があります。
購入費用
スペックを満たしたPCとなると大体10万円以上となります。
スペックに満たないPCしかない場合はOculus Riftと合わせると20万近くにもなります。
また推奨スペックで紹介しているのは必要最低限なので、出来ればさらに高性能のPCを購入したいところです。
せっかくの高性能な「Oculus Rift」ですから性能を最大限引き出して遊びたい。
出来れば20万円台のハイスペックPC、さらに余裕があれば開発者並みに動かせる30万円台のPCがほしい。
HTC Vive(Valve SteamVR)の詳細
価格と付属品
価格:11万1999円
ヘッドマウントディスプレイ(VR HMD)本体
Steam VRコントローラー×2
ベースステーション×2
最小1.5m×2mから最大は対角線5mまでの範囲を動いてプレイすることが可能になります。
設置時は範囲内の障害物をどかす必要があります。このシステムは強制ではなく、その場で動かずにプレイすることも可能です。
「Job Simulator」と「Fantastic Contraption」の2本のゲームソフトとGoogle製の3Dペイントツール「Tilt Brush」が付属します。
発売開始時期
3月1日に予約開始
4月5日に出荷開始
プラットフォーム
・Steam
PCの推奨スペック
OS:Windows 7 SP1以降
CPU:Intel i5-4590 / AMD FX 8350以上
GPU:NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 以上
メモリ:4GB以上
映像出力:HDMI 1.4 / DisplayPort 1.2以降
USBポート:USB 2.0 x1
性能
解像度:1080×1200 有機ELディスプレイ×2
リフレッシュレート:90Hz
Lighthouseを使ったトラッキングシステムによってベースステーションを設置することで最大5m×4mのプレイ空間で遊ぶことが出来ます。
この空間でユーザーが自由に動くことが出来、高精度なトラッキングは歩いたりしゃがんだりと360°の動きに対応可能となっています。
範囲外に近づくと画面には進めない事を知らせてくれるシステムがあるので安全にプレイすることができます。
さらに、スティック状のコントローラーの操作性が良く、物をつかんだりといった操作が違和感なく行える点も他のVR機よりも優れています。
購入費用
PCの推奨スペックは「Oculus Rift」と同等ですが、幅が広くなっているので多少PCの値段を抑える事が可能ですが、正直言ってそこまで変わりません。
同じく最低10万円台で快適にプレイをするなら20~30万円台のPCが欲しいです。
PlayStation VRの詳細
価格と付属品
価格:44980円
VRヘッドセット
プロセッサーユニット
(PS4とVRヘッドセットの間でVR表示処理を負担する外部ユニット)
VRヘッドセット接続ケーブル×1
HDMIケーブル×1
USBケーブル×1
ステレオヘッドフォン(イヤーピース一式)×1
電源コード×1
ACアダプター×1
発売開始時期
2016年10月予定
プラットフォーム
・PS Store
性能
リフレッシュレート:120Hz、90Hz
ディスプレイ解像度:1920×RGB×1080(左右の目それぞれに960×RGB×1080の映像を表示)
他のVR機よりも高いリフレッシュレートを実現することで描画の滑らかさになっているが、動きの速いゲームの場合は若干カクつく可能性もある。
トラッキング:360°の頭の動きをヘッドトラッキングします。
また、設置したカメラでポジショントラッキングができ、上下左右の動きをトラッキングしてくれます。
購入費用
PlayStation 4とPlayStation Cameraが別途必要になります。
PlayStation 4が34980円でPlayStation Cameraが5000円程です。
合計で84960円程と他に比べてかなり安上がりになります。
PSVRはこちらの記事も参考にしてみてください
⇒PSVRについて
コンテンツ
最も重要なのはやはり遊びたいゲームがあるのかどうかですね。
まだ目玉ソフトとなるものは紹介されていませんが、PS4ならエースコンバット6がVR対応とアナウンスされていますし、今年中に50タイトルを発売すると言っています。
「HTC Vive」も今や世界最大の人気とも言えるプラットフォーム「Steam」がバックにあります。人気タイトルに期待ができますね。
「Oculus Rift」は「Oculus Store」から配信されるゲームタイトルや他のプラットフォームを禁止していないのでSteamなどに対応可能ですが、Steamのゲームを遊ぶにはHTC Viveが適しているでしょう。
「Oculus Rift」は「Minecraft」の対応も予定されているなど、日本での人気作品は多いとは言えませんが、多くのゲームを遊ぶには適しています。
比較
価格帯だけで見るなら「PlayStation VR」が最も安くなっていますがグラフィックが他の2つに比べて若干荒いようです。
他の2つはグラフィックやスペックはほぼ同等ですがPCを持っていればOKではなく、若干高めのPCを必要としている為コアゲーマーでないとPCも購入する必要があり手を出しにくい。
「Oculus Rift」は「Oculus StoreとSteam」やその他にも対応でき、「HTC Vive」は今の所「Steam」のみとなっている為、多くのゲームを遊ぶには「Oculus Rift」が優れていますが、PCについて多少の知識が必要になるのでお手軽とは言えません。
その点、「HTC Vive」は11月に発売される「Steam Machines」があります。中身はPCですが、PS4のように繋げば遊べるといったお手軽さがあります。
さらに値段も500~5000ドルと幅広くなっていて、別途WindowsOSを入れることもできるのでPCとしても使えます。
まとめ
個人的にどんな人がどのVRマシンを買うのがいいか考えると以下のように思います。
VRといったシステムを高品質で楽しみたい人は「Oculus Rift」
Steam好きは「HTC Vive」
PS4も持ってるしPlayStationのゲームが好きなら「PlayStation VR」
ライトユーザーなら「PlayStation VR」、特にサマーレッスンに期待している人は多そう。
コアユーザーは「Oculus Rift」か「HTC Vive」
といった感じでしょうか。
洋ゲー好きでなければ「PlayStation VR」一択だと思います。
コメント
一番重要な事書いてないじゃないか。
Oculus Rift=Facebook owned=DRM
Oculus RiftはOculus Rift用ゲームしかプレイ出来なくなる。
説明不足でした。すみません。SteamはOculus Rift対応ゲームのみと編集しました。