タブを開く数が増えるほどに重く・遅くなるChromeブラウザですが、他にも原因は拡張機能の入れすぎなどがあります。
普通に使っているつもりでもメモリ使用量が2Gとか余裕で超えてきます。ちょっと古いPCだと動きが鈍くなってしまうので、Chromeをサクサク快適に使うためにちょこっと弄ってしまいましょう!
今回紹介する方法で私はメモリ消費量が何もしない時に比べ、半分以下になりました。作業スピードも速くなるので是非試してみてください!
Chromeの動作が重くなる原因
冒頭でも述べましたが、タブの開き過ぎが一番の原因だと思います。単純にPCのメモリ不足だったりしますが、少し弄ると劇的に変わる場合もあるので試してみてください。
Chromeが重くなるのは以下の事が原因とされています。
・32bit版を使っている
・タブの開き過ぎ
・メモリ不足
・キャッシュ・履歴などの肥大化
・拡張機能の入れすぎ
ちょっと面倒ですが、1つずつ潰していきましょう。
参考程度に、設定後はMacbookAirのメモリ8GBでもタブを50個以上開いての作業も問題なく行えるようになりました。
Chromeが32bit版なら64bit版にする
使用しているOSが64bit版ならChromeも64bit版にしましょう。Chromeの64bit版は2014年にリリースされたので、それ以前から使っている場合は一度バージョンを確認してください。
右上の「Google Chromeの設定」→「設定」→「ヘルプ」→「Google Chromeについて」で自分が使っているChromeのバージョンを確認しましょう。
バージョンが64bitか確認しましょう。
Windowsが64bitなのにChromeの32bit版を使っているならこちらの公式サイトからDLしてください「Chrome64bit版をダウンロード」
「別のプラットフォーム向けの Chrome をダウンロード」をクリックして「別のデスクトップOS版をダウンロード」の下にある自分のPCに合ったOSを選びましょう。
Windowsなら「Windows 10/8.1/8/7 64-bit」を選んでダウンロードしてください。
あとはダウンロードした「ChromeSetup.exe」をインストールするだけです。
この作業だけで軽くなることもあります。
タブの開き過ぎで重くなる場合
ものすごく単純ですが、タブを閉じれば軽くなります。
とはいってもタブを多く開く理由があって開いているので閉じろよ、と言われても困りますよね。
タブの開きすぎで重くなる場合は以下の作業を試してみてください。
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使ってないタブのメモリを解放
Chromeのアドレスバーに「chrome://flags/」と入力してちょっと特殊な設定画面を開きます。
「タブのメモリ解放を有効にする」を有効化にするとメモリ残量が少ない場合に、使っていないタブのメモリを解放してくれてタブを開くと再読み込みを行います。
タブの開きすぎで重くなっている人は有効化、ページの再読み込み(リロード)を行われると邪魔になる開発やブラウザゲームなどをする人は無効化にしましょう。
英語表記の場合は「Automatic tab discarding」の項目になります。ページ内検索をして「disabled(無効)かEnable(有効化)」にしてください。
有効・無効を変更するとChromeの再起動を促されるので再起動します。開いているタブは全て復元されるので気にせず再起動しちゃいましょう。
タブの自動読み込みをさせない
「chrome://flags/」で開いたページで「Only Auto-Reload Visible Tabs」をページ内検索してEnable(有効化)にします。
開いているタブ以外のタブの読み込み失敗した場合は自動で再読み込みを行います。
そのため、この項目を有効化させることで自動読み込をしなくなるので、多少は処理が軽くなります。
他にも設定を変えるとChromeの高速化ができるかもしれません。気になる人は色々試してみましょう。
拡張機能でメモリの解放
「Automatic tab discarding」の設定を有効化させた人はあまり意味が無いかと思いますが、手動で解放させたい人はやってください。
大量のメモリが使われている場合はメモリを増設するかメモリを解放かのどちらかになります、増設はお金がかかるのでメモリ解放のやり方を紹介します。
メモリの解放は簡単で、拡張機能を使います。
拡張機能「Tab Memory Purge」は使用していないタブのメモリ解放やタブのメモリを自動的に開放してくれます。
使っていないタブのメモリを強制的に解放してくれるので動作は軽くなります。
停止させたタブは開けばリロードして読み込みます。設定で音楽や動画を流しているサイトは除外させることもできます。
解放させたくないページは除外リストにURLを登録するだけでOKです。
キャッシュ・履歴などの溜まり過ぎ
ブラウザを利用するとキャッシュや閲覧履歴、一時データ等が蓄積していきます。
キャッシュは基本的に高速表示に大切なモノですが、溜まり過ぎれば動作を重くする原因となります。
不要なデータは削除してしまいましょう。
面倒な人はCookieの項目のチェックは外してください。
右上の「Google Chromeの設定」→「設定」を開きます。
設定画面が表示されるので、下へスクロールして「詳細設定を表示」をクリックします。
次に「プライバシー」にある「閲覧履歴データの消去…」をクリックします。
項目から削除したいモノにチェックを付けて「閲覧履歴データを消去する」をクリックします。(画像はあくまで私が消去したいモノです)
「パスワード」と「自動入力フォーム」、「コンテンツライセンスのデータ」以外は消去してOKです。この3つも問題無い人は消してOKです。
拡張機能は入れすぎると重くなる原因になる
便利そう!とか拡張機能いっぱい入れてる私素敵!と沢山入れてると逆効果だったりします。
PCを新しくすると色々快適にしようと思って無駄に入れてしまうことが多々ありますが、時間が経てば全然使わないものばかりだったりしますよね。
基本的には同じような拡張機能は複数も要らないので、なるべくシンプルにしておきましょう。
特に使ってない拡張機能は一切要らないので即刻削除しましょう。
拡張機能の削除方法は、右上の「Google Chromeの設定」→「その他のツール」→「拡張機能」から削除できます。
右側にあるゴミ箱アイコンをクリックして削除可能です。
「削除の確認」が表示されるので問題無ければ「削除」をクリックして消しましょう。
プライバシー設定
他にも予測サービス機能などを無効化させることでChromeの動作が快適になります。
上でも紹介した「閲覧履歴データの消去」があるプライバシーの設定を変更します。
ここは自分の環境に合わせてチェックを外してください。
この下にある「パスワードとフォーム」もチェックを外すといいですが、私はパスワードを保存させて使うので外しませんでした。
一時的に軽くする方法
Google Chromeのタスクマネージャから不要なプロセスを終了させます。
「Google Chromeの設定」→「その他のツール」→「タスクマネージャ」
不要なプロセスを探して「プロセスを終了」
消したら困りそうなのは人によりけりなので、何だこれ?ってのは検索して調べてみてください。
Macの場合
Macのアクテビティモニタから「Google Chrome Helper」を強制終了させると一気に軽くする事ができます。
動作が重くなったと思ったらアクティビティモニタを開き、最もCPU占有率の高い「Google Chrome Helper」を消してみてください。
あくまで一時的に軽くなるだけですが、効果は絶大。
Chromeはやっぱり快適だった
Chromeを3つくらい開いて合計でタブを40個以上開いて作業したりするとかなり重くなっていました。
しかし、今回紹介した方法でかなり快適となります。メモリ消費量は半分以下になったおかげでChromeを開きながら他のソフトを使って作業するのも問題無し!
Edgeにちょろっと浮気してたけどやっぱり使い慣れたモノが一番ですね。拡張機能も色々あるので、使用用途によってユーザーを作るとかなり便利です。
動画を見るユーザーには動画系の拡張機能を入れたり、調べ物やAmazonに特化させたりすると快適に使えます。
もうマジ無理。全然改善されない…って人はPCを新しくすることも考えましょう。
コメント
GoogleChromeを起動しただけでメモリ不足のエラーが頻出し、とても困っていました。
こちらの記事のお陰で、どうやらピンチを乗り越えられたようです。
やはり64bitのWindows10で32bit版をインストールされていました。
取り替えてからは取りあえずエラーが表示されていません。
ありがとうございました。
非常に役に立つ記事でした。