好きなの多すぎて中々このジャンル!とは言えないけど、ついつい読みたくなるのは復讐劇とかキャラが良く瀕死になったり、悲壮感漂うダークファンタジーモノです。
絶望に負けず立ち上がるキャラクター達は見ていてグッときますよね!
漫画好きな私が厳選して面白いと思っているもの10選を紹介しています。
「ダークファンタジー」とは
ダークファンタジーと呼ばれる括りはなんでしょうか。
ファンタジー作品で、重苦しい雰囲気や悲劇的展開、残酷な描写や過激な性描写など、主人公をはじめとする登場人物にとって不条理な世界観などに重きを置いているものを指す。あるいは、幻想文学作品で、幻想・怪奇・ホラーの色合いが濃いものを指す。
大人ないし成人向けのファンタジー作品という意味合いからアダルト・ファンタジーと呼ぶ場合もある。
wikiから引用:ダーク・ファンタジーの概要
ふんふん、なるほど。
ちなみにファンタジーは超自然的、幻想的、空想的なことを指します。現実にはあり得ないような設定のことですね。
おすすめの面白いダークファンタジー漫画10選
ランキングではないので、順番は気にしないでください。また、完結か未完も気にせず思いついた漫画から紹介しています。
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ベルセルク
やっと自分の居所が出来たと思ったのに最も信頼していた友の裏切りにより仲間と恋人を奪われ、復讐に生きる主人公「ガッツ」の絶望に絶望を重ねる壮絶な復讐劇です。
まあ、当然の様に入るよね。
漫画史に残るであろう「蝕」の絶望感は凄かったです。子供の時に見てたから怖かった・・!
現在は連載も少なくなって中だるみ感が凄いですけど、激しい戦闘シーンは圧巻の一言です。強敵との戦闘シーンは毎回クライマックスかよ!と感じるほど!
また、ファンタジーとしても魔法や巨大で気持ち悪い化物が多く登場する素晴らしい世界観で、日本のダークファンタジー漫画としてNo.1でしょう!
HELLSING(ヘルシング)
20世紀末のイギリスを舞台に吸血鬼「アーカード」と吸血鬼ハンター達のバトルアクション漫画です。登場人物がもれなく狂っていて作者特有のイカした台詞には鳥肌モノです。
王立国教騎士団「ヘルシング」VSナチスVSキリスト教といった対立関係で最強なのは主人公「アーカード」
くっそ強い化物が弱い敵を倒していくような話です。「アーカードをどうやって倒すかの試行錯誤」の方が合ってるのかな。
別にアーカードが敵をちぎっては投げを繰り返す分けではありません。しっかりと敵の良さも見せてくれます。十分強いけどその上を行くアーカード、お前本当に主人公か?と思う事もしばしば・・
とにかく魅力的なキャラクターと狂気じみた台詞は必見!
Ubel Blatt(ユーベルブラット)
異形の魔物「闇の異邦(ヴァイシュテヒ)」の脅威に去られていた帝国。「闇の異邦」を封じる使命を与えられた若者14名。
使命を全うし帝国に帰ろうとするが途中でリタイアした7人に裏切られてしまう。7人はその後帝国で七英雄と称えられるも、殺したはずの1人「アシェリート」が七英雄への復讐を誓い、妖精の血肉を喰らい亜人となって20年の時を経て舞い戻ってくる。
面白いのは20年経ったことで裏切者の七英雄達が成長して民にとって必要な存在となっていることですね。本人達以外は裏切りを知らないので、どっちが悪で正義なのか・・復讐に筋は通っているけどこの復讐は正しいのか、そんな矛盾も楽しめます。
七英雄の中にはクソみたいな人もいますけどね。
ドロヘドロ
トカゲの頭をして記憶がない「カイマン」が自分の頭と記憶を元に戻す為、相棒の「ニカイドウ」と魔法使いを倒していく。
魔法を使えない人々が住む「ホール」と魔法使い達が住む世界があり、魔法使いだけがドアで世界を繋ぐことができ、魔法使い達はホールの住民を襲って実験体にする。その為、カイマンは魔法使いを狩って頭と記憶を取り戻す手がかりを探す。
ダークファンタジーながらもコミカルでキャラクターの言動を可愛く感じて、何故かほのぼのしてしまうのが特徴。女性キャラは普通に絵が可愛いし、気持ち悪い男性キャラにも愛着が湧いてくる不思議な漫画。
世界観はグロテスクでハードコアなのでブラックジョークが多いが、他のダークファンタジーモノとは違って独特のユーモアが癖になる漫画です。悲壮感というより哀愁が漂う方が多い気がする。
伏線が多くあり、主人公の謎が解明されいていくので続きも気になるが、それよりも雰囲気にハマって好きになる。絵が見にくいと思うけどハマる人はとことんハマり、餃子が食べたくなる漫画です。
CLAYMORE(クレイモア)
妖魔に人が喰われる世界で対抗する為に「組織」によって作られた半人半妖の銀眼で大剣を武器にし、「クレイモア」と呼ばれる戦士達。家族を殺された少年「ラキ」と銀眼の女戦士「クレア」の物語。
基本は「クレア」の復讐劇だが、「ラキ」との旅で絆が芽生えお互いに成長していく。
そして妖魔を倒す旅の中、組織が作られた謎や妖魔の謎が解明されていく。
戦闘シーン多めですが、心理描写もあって感動的な話もそこそこ。ちょっとした変身や妖魔のデザインがカッコ良く、戦闘シーンも躍動感、緊迫感があって楽しめます。
ただし、作者の画風からキャラの見分けが大変で、設定はよく練られていて面白いけど風呂敷を広げ過ぎた感が否めない。
舞台は中世ヨーロッパの田舎といった感じ。
クレイモアは女性ばかりなので、強くてカッコいい女性が好きな人におすすめです。
東京喰種(トーキョーグール)
草食系男子の主人公「カネキ」は人を喰らう喰種「リゼ」に襲われ瀕死となる。しかし、鉄骨の落下によって捕食を免れるも自身も致命傷を負いリゼの臓器を移植されたことで半喰種となってしまう。
人を食べなければ生きていけない喰種となった「カネキ」の苦悩や喰種と戦う人間達の組織「CCG」との対立。
主人公にとにかく悲劇と絶望を与えていくスタイルには可愛そうになってくる。
喰種と人間どちらの立場もメインとしてストーリーが描かれていて何が悪で何が正しいのか・・
また、謎も多く伏線が散りばめられているので次へ次へと気になる漫画です。ただ戦闘シーンはちょっと見ずらい。
狂気じみたキャラが多いのも魅力!
「東京喰種」としては一度完結して続編の「東京喰種:re」が出ている。
ジョジョの奇妙な冒険
ジョースター一族とディオの何世代にも渡る因縁の物語。
波紋やスタンド能力といった能力系バトル漫画!独特な擬音や台詞ばかりが取り上げられるがストーリーも断然面白い。
戦闘シーンも単純な戦闘力だけではなく、頭脳戦で雑魚キャラの様に見えても同等以上にやり合うので熱い展開が多い。また、ラスボスは完全な「悪」となっているので勧善懲悪が好きな人にもおすすめです。
何部もシリーズがあるけど、どのシリーズから見ても意外と困らない。
ドリフターズ
世界各地の歴史上の人物が登場する中世ファンタジー異世界漫画。
ヘルシングほどセリフ回しにカッコよさは感じられないが、一言一言は非常に面白い。
登場する偉人はもれなくスタイリッシュかつ狂気じみてるので作者のファンは楽しめる。戦闘もアクションシーンは勿論だが、戦術も駆使して戦うので飽きがこない。
ダークファンタジーながらも王道のストーリー展開となっている。主人公が敵をバッタバッタと殺してうんこが一番強い漫画。
かつて神だった獣たちへ
国土を南北に分けた内戦が長く続いた時代、劣勢に追いやられた北部が近畿の技術を持って作り出した異形の兵士「疑神兵」、彼らの部隊は戦乱を和平へと導いた。
しかし、人の身にはあまりに大きすぎたその力を人は恐れ、神と称えられた兵は今、ただ「獣」と呼ばれている。
「疑神兵」の父を殺された「シャール」と父の仇である「ハンク」。彼は「心無くした者は仲間の手で葬る」という部隊の約束を守る為、仲間を探し、殺していく。そんな彼と共にシャールは父親が本当に殺されるべきだったのかを確かめる為、一緒に旅に出ることになる。
疑神兵はウェアウルフやヴァンパイア、アラクネなど西洋の悪魔や怪物をモチーフとしていてる。
ストーリーは復讐というよりもかつての仲間達との約束を守る為といった感じで、若干ダークファンタジーとしては弱い気がする。
牙の旅商人
現代文明が滅んだ後の荒野を舞台に旅する武器商人「ガラミィ」と野党に襲われ家族を殺された少年「ソーナ」の物語。
亡国の王女を救ったりヴァンパイアや実験により化物となった人間、亜人などが登場して、ネクロマンサーがゾンビを操ったりとファンタジー要素は多い。
商人という設定で登場人物達は様々な契約を交えて行動を共にすることになる。例えば、ソーナは命を助けた代価を支払うまでガラミィの所有物として旅に同行するなど。
旧文明や遺跡、武器商人や賞金稼ぎなど、西部劇とファンタジー要素が上手く融合した漫画です。
ストーリーは王道的で主人公が前向きということもあり、絶望や悲劇感は物足りないが十分ダークファンタジーとして面白い。
まだ知名度は低いので是非読んで欲しい。
あとがき
ベルセルクとか完結まで行かないんじゃないか不安でしょうがないですね。先に自分が死んでしまいそうな気がします。
ただ、完結せずとも読み応え抜群なのでまだ読んだことがない人は是非手にとってみてください。
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