iPhoneに限らず、Androidスマホのバッテリー交換は非常に面倒です。
交換キッドを購入して自分でスマホをこじ開けたり、業者に頼んでちょっと高い料金を払う必要があるため、出来れば本体の買い替えまでバッテリーが持つように使いたいところ…
iPhoneだとAppleCareの保証対象外なら3,200円〜8,800円ほどの費用がかかります。店舗やモデルによっては1万超えの場合も。
無駄金だとは思いませんが、なるべく長持ちさせて機種変まで使えるに越したことは無いので、バッテリーの劣化をどのように防いで寿命を長持ちさせるのか、3つの方法を紹介します。
バッテリーの劣化でパフォーマンスが抑止される
Appleによると以下の理由から劣化したバッテリーの場合、iPhoneのパフォーマンスを意図的に低下させています。
バッテリーが化学的に古くなると、特にバッテリー残量が低下している時にピークエネルギーの負荷を処理する能力が落ちるため、状況によっては結果的にデバイスが突然シャットダウンする場合があります。
劣化したバッテリーを使っているとiPhoneが突然シャットダウンする可能性があり、それを防ぐためにパフォーマンスを抑止しているようです。
この機能はiOS11.3からオフにできるようになりました。
バッテリーを長持ちさせる方法
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温度に気をつける
iPhoneに最適な温度範囲は16℃〜22℃です。
高温は35℃、低温は0℃であり、この範囲を超える周囲温度にはさらさない事が重要だとAppleが述べています。
特に高温な環境でiPhoneを使っているとバッテリーに損傷を与える可能性があるので気をつけましょう。
逆に低温の場合はバッテリー駆動時間が短くなる可能性はあるものの、それは一時的なもので温度が0℃〜35℃の範囲内に戻るとパフォーマンスも通常に戻るとのことです。
・iPhoneを充電しながら使う事でバッテリーは高温になりやすい
・夏場の車内のような高温になる場所で放置はしない
・iPhoneが熱くなりやすいアプリは長時間の使用を避ける
・熱のこもりやすいケースは避ける
充電の%に気をつける
iPhoneのバッテリーは80%まで急速充電されます。時間にしてだいたい1時間程です。
80%以降はトリクル充電と言われる、電流を弱めた充電が行われます。このトリクル充電は100%の状態でも行われるため、100%のまま充電状態にしておくことでバッテリーの劣化を早めることになります。
充電が100%になっていてもUSBやACアダプターを接続していて電気が通っている状態では多少でも充電が続きます。
最も良い%の状態は50%付近とされています。しかし、常に持ち歩くスマホの充電が50%では心もとないため、充電が80%〜100%付近になったら充電を終える様にしましょう。
また、完全に使い切った状態で保存していると、充電された状態を保てなくなる可能性があるため、0%の状態で放置することも避けましょう。
6ヶ月以上使わないiPhoneを保管する場合、6ヶ月ごとに50%まで充電するのが良いとAppleが述べています。
・100%にはこだわらず、80%付近で利用する
・100%のまま充電の状態にしない
・充電切れにならないよう、小まめな充電を行う
iOSを最新の状態に
iOSのアップデートには新しい節電技術が含まれていることが多くあります。
また、動作が軽くなったりとバッテリー持ちがよくなる可能性があるため、なるべく最新のiOSへバージョンアプするようにしましょう。
ただし、最新のiOSが出たばかりだと不具合の発生も多くあるため、すぐにではなく、1週間程度は様子を見てから行うのがおすすめです。
バッテリー交換の目安
iOS11.3からバッテリーの状態を確認できるようになりました。
私は引きこもっているので常にiPhoneを充電状態で1年半以上使ってきましたが、状態は最も良い「ピークパフォーマンス性能」になっています。
最大容量は88%となっているため、余程無茶な使い方をしない限りは2〜3年は問題なく動作するのではと思います。
交換の目安としてはバッデリーの状態画面で「必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなった」と表示される最大容量80%以下になったらがいいでしょう。
設定からパフォーマンス抑止をオフにすることはできますが、その分シャットダウンのトラブルや充電の減りは早くなるため、日頃からバッテリーの寿命を伸ばせる様に気をつけてください。
また、劣化が進む事でバッテリーが膨らむことがあります。この場合はiPhoneの画面が破損するなどのトラブルも起こるため、早急に交換するようにしましょう。
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